GLC通信2025年夏号
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50代は老後生活に向けた準備のラストスパートを掛ける時期ともいえます。公的年金制度は老後の生活を支える収入の柱の1つですが、公的年金や退職金だけで、本当に老後の生活が送れるのか不安に感じている方も多いことでしょう。今回は資金が不足する際の対策についてお届けしていきます。プロに聞いてみた最新お金事情上の図のように1ヵ月あたり25万程度の生活費がかかりますが、受け取り年金だけでは毎月2.3万円ほど不足している状況です。老後資金を生存確率「人生のゴール=生存確率90歳」で試算してみると、退職後に約712万円(23,737円×12ヵ月×25年)を用意する必要があると考えられます。GLC制度やライフプランの作成(住宅ローン・老後資金)のお困りごと保険の見直し(節約)資産形成(確定拠出・新NISA・iDeCo)の年代別選び方、見直しのコツ予約受付時間受付中です(予約制)もGLCマネースタイルプラザお友だち登録出典:「年金額<厚生労働省「令和7年度年金額改定」令和7年1月24日発表>   「消費支出<総務省「家計調査年報」/2024年>19年金満額支給70歳時代も想定しておく!?2000年に厚生年金を段階的に60歳から65歳まで引き上げ、基礎年金は2013年から65歳以上で満額支給となって早12年経過しました。今後、もし、年金の満額受給開始時期が65歳から70歳へ引き上げられるとするとどうなるでしょうか?例えば、65歳で定年退職、年金受給開始を70歳と計画していた場合、65〜70歳の5年間は無年金期間、つまり無収入期間となってしまいます。毎月の生活資金を約25万円とすると、5年間で約1,500万円が必要になってきます。日本の年金制度は、現役世代から高齢者に仕送りするしくみですから、一人当たりの年金額を保証すると現役世代の負担はますます増加することとなります。とはいえ、少子高齢化は進む一方です。現役世代が少なくなれば、一人当たりの年金額も減ることを前提にしておいた方がいいと思います。65歳以降は公的年金+iDeCoで悠々自適の生活を目指す!両制度とも、国が資産形成を促進するために整備した制度で、金融商品を活用して運用を行うようになっています。GLC会員さま限定1カ月の消費支出256,521円232,784円男性の平均的な収入(45万5,000円)40年間就業した場合に受け取る年金の給付水準23,737円本当に役立つ0120-419-0平日9時30分〜16時30分夫婦2人分の老齢基礎年金を含む標準的な金額不足分50代から始めるならiDeCoと新NISAどっちがいい?LIN

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